うちに、悪ガキがやってきた。
名前はまだ、ない。

ミニピンのレッドは小学1年生の時飼い始めた。
雑種は中学2年生頃、交番で保護した捨て犬だったのを育てた。
どちらも、長期に渡る介護の末、息を引き取るまで看取ったのは母。

生後4ヶ月にて、半額。ミニピンでこの値段は痛々しい、という値段。
ちゃんと座るし、目も合わせる。耳も聴こえるし、何ゆえ半額?困った

「大震災が起きても一緒に逃げるね?」と訊ねたら、
ガラス越しに尻尾を振るから、死ぬまで大切にすることにした。
店で抱っこしたらブルブル震えるので可哀想にも思ったけれど、
独身、未婚、30歳を迎えた「負け犬」の私がいつくしむ命といえば
ただひとりの母と、自分しか無かった。養いたい。是非ともびっくり
「ふつつかな母でございますが」どうぞ愛すべき我が子となってください。
ひとまず、私は共存1号、悪ガキを共存2号、と呼ぶことにする。

呼吸するダンボールを膝に抱えて、帰宅。