うんちうんちくんをすると、共存者が来てくれる!
と彼は悟ったらしい。
わたしが構わなくなったころあいを見計らってキャンだのワンだの叫ぶ。
叫ぶから何事かと見てみると、もりもりと産出しているではないか。
確かにわたしは、彼がうんちくんをしたらすぐにシーツを取り替えている。
なぜ「すぐ」か?やわらかうんちくんだからである。
放置すると、踏みつけたり体にくっつけたりでタイヘンだからだ。
それにしても、してやられたり。困った

やられたままでは共存1号の名にかかわる。
「おすわり」を教えることにした。
まず、共存2号が座っているときに何度も
「おすわりね~」「フォルテ君、おすわりじょうず」「おすわりだねー」
と褒めちぎった。すると「おすわり」という言葉に半日で慣れた。
これを良いことに、ごはんをちらつかせて「おすわり」を
半ば強制的に行う。強引で可哀想なのだが、お尻を床に落とさせる。
観念したのか偶然か、おすわりの格好になったところで
よしよしと誉めてごはんをあげる。とりあえずトレーニング中である。

昼と夜と2度この方法を試したら、共存2号くんは、なんだか自発的に
「おすわり」するようになってきてしまった。
生後4ヶ月にして座禅の達人化?朝日
共存1号も、北鎌倉のお寺で修行してこなければ、2号に徳を
越されてしまう日は近い。